2011年3月11日

AnT Cafe 3rd _ まんまる3月10日発刊号

富山県にて発行されている北日本新聞の折込情報誌「まんまる」3月10日発刊 にて、
AnT Cafe 3rd のお知らせが「クローズアップ」というコーナーに掲載されています。

「0.1億円台のすまい」展では、AnTメンバーが手掛けた0.1億円台(=1000万円台)の実例も紹介しています。
建築家・設計事務所は施主の要望に応えたいと思いながら仕事をしています。
予算が少ない物件の場合でも、施主の要望を叶えながら、より豊かな生活を実現できるよう工夫を凝らしています。

・建築家に住宅の設計を依頼すると、お金がたくさんかかるんじゃないか?
・ハウスメーカーの事例でよく聞くように、どんどん追加工事が増えて結局高くなってしまうんじゃないか?
・設計料が余計にかかる分、総工事費が高くなってしまうんじゃないか?
・建築家って敷居が高そうなイメージがある。
・建築家の作品になってしまうので要望を聞き入れてもらえないんじゃないか?
・そもそも設計事務所ってどんな仕事をしているの?

実際に建築家と直接会話をすることで、上記のような不安が一気に解消されます。
僕自身も、話してみたらすごく話し易くてビックリした! と言われたことが何度となくあります。
どうしてもイメージが先行してしまうようですね。

基本的に予算ありきなので、予算に合わせて設計および現場監理を行ないます。
事務所により多少のバラツキはありますが、僕の場合には、造り付け家具・照明器具・エアコンおよび
外構工事(造園工事は別途)等は総予算に含んで検討します。
実際に住み始める時に必要になるのは、置き家具、カーテン(ブラインド・ロールクスクーン等)くらいです。
お客さんの要望によってはカーテン等を総予算に含めることもあります。状況次第ですね。

僕が参加する3月21日(月)のセミナーでは、一番最近竣工した金沢市内の住宅をご紹介します。
1000万円台の予算に対し、美容院+エステサロンを併設した住宅の設計を行ないました。

予算を抑える為にどんな工夫をしているのか?その工夫は多岐にわたります。
何故なら、建築家は総予算に合わせて全体のバランスを調整する「コストマネージメント」を重要視しているからです。
工事が進むにつれ、これがここに必要とか、ああしたいこうしたい、という要望は出てくるものです。
工事の進行の妨げにならず軽微な変更であれば、施工会社と相談の上、金額の増減なしで進めてゆきます。
内容により追加金額が発生してしまいそうな場合には、まだ発注・施工していない部分を見直しして減額し、
全体の総予算の帳尻を合わせることも出来ます。
要望を最大限含みつつ追加工事費が発生しないよう常に心がけているのです。

是非、展覧会やセミナーに参加していただいて、建築家の生の声を聞き、
建築家の仕事を理解していただきたいと思っています。
人生を過ごす住まいづくりは、自分に合ったパートナー(建築家)を探すことから始まります。
そこにはきっと、コストパフォーマンスの高い、豊かな生活が待っていると思います。


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